理学療法士向け【国試対策・4択問題】

第1問ローテーターカフのうち、肩関節外旋に作用する筋はどれか。

A. 棘上筋

B. 棘下筋

C. 肩甲下筋

D. 大円筋

正解:B

解説:棘下筋と小円筋が外旋に作用。肩甲下筋は内旋・棘上筋は外転・大円筋は内転、内旋、伸展に作用する。

第2問歩行周期において、踵接地(ヒールストライク)直後に主に働く筋はどれか。

A. 前脛骨筋

B. 腓腹筋

C. 大腿二頭筋

D. 大殿筋

正解:D

解説:踵接地直後は、体幹前傾を防ぐため大殿筋・ハムストリングスが求心的に収縮する。

第3問片麻痺患者の歩行で、膝過伸展(knee hyperextension)が生じる主な原因はどれか。

A. 足関節背屈制限

B. 大腿四頭筋の過緊張

C. 膝屈筋群の痙縮

D. 足関節底屈筋の筋力低下

正解:A

解説:足関節の背屈制限(底屈拘縮)により、立脚期に膝が後方に押されて過伸展姿勢となる。

第4問神経伝導速度検査で最も影響を受けやすい要因はどれか。

A. 被験者の体重

B. 神経の走行距離

C. 体温

D. 血圧

正解:C

解説:神経伝導速度や振幅は、体温・年齢・性別などの影響を受けます。皮膚温度が低いとナトリウムチャネルやカリウムチャネルの働きが低下し、伝導速度が低下するため臨床検査時は一定温度を保つ。

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