第1問 立位姿勢で骨盤が前傾すると、腰椎はどう変化するか。
A. 前弯が増強する
B. 前弯が減少する
C. 後弯が増強する
D. 変化しない
正解:A
解説:
骨盤の前傾により腰椎の前弯(生理的湾曲)が増強する。逆に後傾すると前弯は減少する。
第2問 膝関節のロッキング機構(スクリューホームムーブメント)において、伸展終末で脛骨が行う動きはどれか。
A. 内旋
B. 外旋
C. 外転
D. 内転
正解:B
解説:
脛骨固定位で膝を伸ばす際、脛骨は外旋して関節がロックされる。屈曲時には内旋してロックが解除される。
第3問 片麻痺患者の歩行で「スティッフニー歩行(膝伸展歩行)」が出現する主な原因はどれか。
A. 下腿三頭筋の筋力低下
B. 大腿四頭筋の痙縮
C. 腸腰筋の筋力低下
D. 膝屈筋群の短縮
正解:B
解説:
大腿四頭筋(特に大腿直筋)の痙縮により膝が屈曲しにくく、スティッフニー歩行となる。
第4問 姿勢制御において、「足関節戦略」が最も有効に働くのはどのような状況か。
A. 広い支持基底面での小さな外乱
B. 狭い支持基底面での大きな外乱
C. 歩行中の転倒防止
D. 支持面が動く状況
正解:A
解説:
「足関節戦略」は、静止立位など安定した環境での小さな外乱に対して、足関節周囲筋が微調整して姿勢を保持する戦略である。


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