理学療法士向け【国試対策・4択問題】 

第1問 立位姿勢で骨盤が前傾すると、腰椎はどう変化するか。

A. 前弯が増強する

B. 前弯が減少する

C. 後弯が増強する

D. 変化しない

正解:A

解説:

骨盤の前傾により腰椎の前弯(生理的湾曲)が増強する。逆に後傾すると前弯は減少する。

第2問 膝関節のロッキング機構(スクリューホームムーブメント)において、伸展終末で脛骨が行う動きはどれか。

A. 内旋

B. 外旋

C. 外転

D. 内転

正解:B

解説:

脛骨固定位で膝を伸ばす際、脛骨は外旋して関節がロックされる。屈曲時には内旋してロックが解除される。

第3問 片麻痺患者の歩行で「スティッフニー歩行(膝伸展歩行)」が出現する主な原因はどれか。

A. 下腿三頭筋の筋力低下

B. 大腿四頭筋の痙縮

C. 腸腰筋の筋力低下

D. 膝屈筋群の短縮

正解:B

解説:

大腿四頭筋(特に大腿直筋)の痙縮により膝が屈曲しにくく、スティッフニー歩行となる。

第4問 姿勢制御において、「足関節戦略」が最も有効に働くのはどのような状況か。

A. 広い支持基底面での小さな外乱

B. 狭い支持基底面での大きな外乱

C. 歩行中の転倒防止

D. 支持面が動く状況

正解:A

解説:

「足関節戦略」は、静止立位など安定した環境での小さな外乱に対して、足関節周囲筋が微調整して姿勢を保持する戦略である。

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