理学療法士向け【国試対策・4択問題】

問題1:運動単位(motor unit)の説明として正しいのはどれか。

1. 1つの筋線維と複数の運動神経の組み合わせ

2. 1つの運動神経と複数の筋線維の組み合わせ

3. 1つの感覚神経と筋線維の組み合わせ

4. 複数の運動神経と複数の筋線維の組み合わせ

正解:2. 1つの運動神経と複数の筋線維の組み合わせ

解説: 運動単位とは、1本の運動ニューロンとそれが支配する筋線維群を指します。大筋群は多くの筋線維を1本の神経が支配し、小筋群(精密な動きを行う筋)は少数の筋線維を支配する特徴があります。

問題2:最大下運動負荷試験で測定される指標として最も適切なのはどれか。

1. 安静時心拍数

2. 握力

3. 最大酸素摂取量(VO₂max)

4. 体脂肪率

正解:3. 最大酸素摂取量(VO₂max)

解説: VO₂maxは心肺持久力の代表的指標で、最大下運動負荷試験や段階的負荷試験で評価されます。

問題3:立ち上がり動作において、最も大きな伸展モーメントを発揮する関節はどれか。

1. 足関節

2. 膝関節

3. 股関節

4. 脊柱

正解:2

解説: 椅子から立ち上がるときは膝関節伸展モーメントが最大。股関節も作用するがピークは膝。

問題4:脳卒中片麻痺患者の歩行に典型的な異常歩行はどれか。

1. 鶏歩

2. 失調性歩行

3. 分回し歩行

4. 小刻み歩行

正解:3

解説: 麻痺側下肢の振り出しが困難で、外側に回して振り出す「分回し歩行」が特徴。

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