問題1:経絡治療の考え方において「陰陽のバランスを調整する」目的に最も近い技法はどれか。
1. 強圧の持続押圧
2. 軽擦法によるリズミカルな刺激
3. 呼吸に合わせた指圧
4. 鍼灸と組み合わせた治療
正解:3. 呼吸に合わせた指圧
解説: あん摩・指圧では、受け手の呼吸や全身のリズムに合わせた施術を行うことで、自律神経や陰陽バランスの調整を図ります。強い刺激は一時的な反応を引き起こしやすく、経絡治療の本来の目的とは異なります。
問題2:あん摩マッサージ指圧の作用で誤っているのはどれか。
1. 血液・リンパ循環の改善
2. 筋緊張の緩和
3. 末梢神経の再生促進
4. 疼痛緩和
正解:3
解説: 施術で神経再生は直接起こせない。循環改善や疼痛緩和は効果あり。
問題3:鍼刺激による鎮痛機序として正しいのはどれか。
1. 交感神経興奮による血管収縮
2. ゲートコントロール理論
3. 血小板凝集の促進
4. グルタミン酸放出の増加
正解:2
解説: 鍼刺激は太い求心線維を介し脊髄後角で痛覚伝達を抑制(ゲートコントロール)。内因性オピオイドの関与も。
問題4:はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師に共通する業務範囲はどれか。
1. 投薬
2. 手術
3. 医業類似行為
4. 放射線治療
正解:3
解説: これらの資格の業務は「医業類似行為」に区分され、免許が必要。投薬や手術は医師の専権業務。
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